社会データハイライト
■一般指標 | 2024年6月期 |
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取締役の女性比率 | 15.4% |
管理職の女性比率 | 5.1% |
従業員の女性比率 | 17.9% |
男女間の賃金差 | 9.0% |
障がい者雇用率 | 2.3% |
従業員の自発的離職率 | 10.1% |
地域社会投資総額 | 0万円 |
■KeePer技研独自指標 | 2024年6月期 |
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PRO SHOP数/ガソリンスタンド総数 | 約6,600 / 28,000店舗 |
技術コンテスト参加者数 | 5,124人 |
KeePer技研は、「国際人権章典」、「労働における基本的原則および権利に関する国際労働機関(ILO)宣言」、「ビジネスと人権に関する指導原則」などの指導原則を支持し、尊重します。
また、事業を展開する国や地域の法規制を遵守し、当該国・地域の法規制と国際的な人権規範が相反する場合は、国際的な人権規範を尊重します。事業活動に関わる人々の人権尊重に対して高い意識を持って理解を深め、人権を尊重する責任を果たします。
取締役会にて、以下の人権方針を策定し、決議しています。
【人権方針】
1.人種、国籍、性別、肌の色、年齢、障がいの有無、宗教、財産、性的指向/性自認、その他の地位又はこれに類するいかなる事由などを問わず、差別を許容しません。すべての人に対して、採用、報酬、昇進、昇給、研修等を含む労働における平等な機会を与えます。また、地域の文化、言語、宗教、習慣に配慮し、地域社会との良好な関係を築きます。
2.児童労働、強制労働、人身売買、性的搾取など、人権侵害につながる行為を一切認めません。
3.働く従業員に対して、適正な労働条件を提供し、過度な労働時間を削減します。
4.従業員には法定最低賃金を遵守するとともに、生活賃金以上の支払いに努めます。
5.従業員に対して、安全で衛生的かつ健康的な労働環境を提供します。また、労災隠しを見過ごさず、労働災害・事故を報告しやすい雰囲気作りと意識の啓発を行います。
6.結社の自由と団体交渉権を従業員の権利として尊重し、これらの効果的な行使を容認します。
7.社会における人権に関する問題に対して積極的なアプローチをとって、ニーズに応じた支援を行います。また、情報を提供することによって、人権に関するコミュニティの啓発を図ります。
8.人事管理や企業活動の運営においては、法令遵守を徹底します。
■適用範囲
本方針は、KeePer技研のすべての従業員および役員に適用されます。
また、自社の製品・サービスに関係するすべての取引関係者に対しても、本方針に従って行動することを期待します。
■人権デューデリジェンス
KeePer技研は人権デューデリジェンスの仕組みを構築します。専門家の知識を活用しながら、従業員、サプライチェーン上の労働者、地域住民などと協議し、KeePer技研の事業活動に関係する人権への負の影響を特定し、予防・軽減・是正するべく適切に対処します。
■情報開示
本方針の実施状況を定期的に調査し、必要に応じて改善していきます。また、本方針に基づく人権尊重に係る取り組みの状況について、適切な情報開示を行います。
■教育・研修
本方針を事業活動の現場に定着させるため、行動規範となる指針、運営マニュアルを役員および管理職従業員と定期的に確認します。その内容を各店舗、各営業所に展開し、全社員へ共有しております。
今後も従業員および役員に対し、継続的な教育・研修を行い、従業員一人ひとりが人権の尊重を十分理解し、実践できるようにします。
■救済措置
従業員、サプライチェーン上の労働者、地域住民などに対して、企業内通報・相談窓口を設置しており、人権に関する通報や相談を受け付けた際、迅速かつ公正な対応を行い、救済を受けられるように誠実に対応します。
私たちは、通報を行った従業員をはじめ、ステークホルダーに対する不利益な扱いを行わず、匿名性・秘匿性を担保し、是正する救済措置を講じます。
取締役会決議:2023年8月10日
KeePer技研は、人的資本である従業員の多様性を尊重し、多様性を活かした職場環境づくり・風土醸成を推進し、健全な企業成長を目指します。
「日本に新しい洗車文化を」の企業理念のもと、CSに取組み、ESをもたらす自律創造型人財が育ち、活躍できる環境を整えます。
CS(お客様満足:Customer Satisfaction)、ES(従業員満足:Employee Satisfaction)
【基本方針】
1.多様な個性を有する人財が能力を発揮できる風土を醸成し、適所適財を推進します。
2.違いを尊重し、多様性を活かすことで新たなアイデアや価値を生み出すなど、多様なバックグラウンドを持つ従業員が充実感を持って働けるような環境づくりを促進します。
3.性別に関係なく、従業員の能力や貢献を正当に評価し、公正かつ適正な報酬を提供しながら、ジェンダーバイアスを排除します。
4.障がい者の活躍推進を図るため、それぞれの個性や適性に応じた就労・定着支援を行います。
5.社員が業務に必要なスキルを習得し、将来の成長に備えるため、継続的な研修プログラムを提供します。
■適用範囲
本方針は、KeePer技研のすべての従業員及び役員に適用されます。
■情報開示
本方針の実施状況を定期的に調査し、必要に応じて改善していきます。また、本方針に基づく取り組みの状況について、適切な情報開示を行います。
【労働基準】
■「ダイバーシティ※1とインクルージョン※2」の推進
KeePer技研は、個々の違いを尊重し受け入れ、多様性を活かすことで、新たなアイデアや価値を生み出す環境づくりを促進します。今後も、健全で持続的な成長を実現するために「ダイバーシティとインクルージョン」を推進してまいります。
また、一人ひとりの人間性が尊重され、存在が認められ、歓迎されている、とすべての従業員が感じることができる職場環境づくりと風土醸成をめざします。
※1 ダイバーシティとは、人材の多様性を指し、人種、国籍、年齢、性別、性的指向・性自認、宗教、信条、文化、障がい、キャリア、ライフスタイルなど、従業員一人ひとりの「違い」を意味します。
※2 インクルージョンとは、多種多様な価値観や考え方をもつ従業員一人ひとりの能力やスキルが認められ、組織で個人が活かされている状態を意味します。
■全従業員に占める女性割合
KeePer技研の従業員に占める女性割合は現状では低いものの、さらなる女性の参画を促進しております。
KeePerコーティングは、その特性上、単に力技というわけではなく、多角的なスキルが求められ、男性にも女性にも多く活躍できる場が存在しております。
また、店舗の女子更衣室を拡充するなど、スタッフの働きやすさを向上させる改装を随時行っています。2023年7月以降、女性店長も続々誕生しており、今後、管理職以上の女性割合も上昇していく見通しです。
■男女間の同一労働同一賃金
KeePer技研では、男女の報酬差が少ない状況を実現しています。性別関係なく、従業員の能力や貢献を正当に評価し、公平かつ適正な報酬を提供しながら、ジェンダーバイアスを排除しております。
■障がい者雇用の推進
KeePer技研では、業務と関係のない職場に配置するのではなく、障がい者の活躍推進を図るため、それぞれの個性や適性に応じてLABO店舗を中心に配置しています。また、障がい者職業生活相談員を配置するなど、就労、定着への支援も行っています。
引き続き、障がい者の新規採用および定着支援体制の充実を図り、2023年12月末までに法定雇用率2.3%の達成を目指します。
■研修機会の提供に関する方針、コミットメント
KeePer技研では、社員が現在の業務に必要なスキルを習得し、将来の成長に備えるために、継続的な研修プログラムを提供しています。
具体的には、社員がより効果的に学び成長するために、社外の技術認定店向けに定期的な研修・検定/スクールを展開することや、「技術コンテスト」を開催することにより、社員に対してメンタリングやコーチングの機会を提供し、実践的なサポートを行います。
また、e-learningによる教育プログラムも用意しており、ITリテラシーの向上やコンプライアンス意識の向上などを図っていきます。さらに、今後の海外展開に合わせ、英会話などコーティング以外の研修も強化していきます。
■ハラスメント防止のための取り組み
役員を対象としたハラスメント防止のための研修を実施しております。弁護士による研修により、役員がハラスメントの予防や対処策について正しく理解し、適切な行動をとることを促しています。
■守秘義務が守られた通報窓口または内部通報システムの提供
プライバシー保護の観点から、従業員がハラスメント行為を匿名で報告できる内部通報制度を設けており、弁護士や社会保険労務士などが社外通報窓口を担当しています。
迅速かつ正確に事実関係を確認するために、被害者に対する配慮を優先し、適切な対処措置を講じます。また、行為者に対しても必要な措置を講じることで、再発を防止します。
■地域社会投資
「日本に新しい洗車文化を」の企業理念を掲げるKeePer技研にとって、水は不可欠な資源であり、水に関する地域投資は重点課題の1つであると認識しております。KeePer技研は全国に存在するお客様、取引先、従業員のために、雇用創出や人材育成、地域団体への寄付や業界への貢献を通じて、地域社会の持続的な発展に寄与します。
■水のライフライン
全国のLABO店舗で平均4台の純水生成機『快洗 ROII』、『快洗Jr.5RO』を設置しており、万が一の災害時に、地域社会の皆さまが安全な水を利用することができ、地域のライフラインを支える役割を果たします。
また過去には、東日本大震災後の原子力発電所事故による放射性物質放出から、飲み水の安全性に不安を抱いている報告を受け、KeePer技研の支援として、洗車時に使用する逆浸透圧ろ過方式の純水生成機『快洗ROII』を寄付しました。
寄付の台数は、福島県飯舘村に2011年4月1日に5台、福島県川俣町に2011年3月30日~4月1日にかけて8台、合計13台となります。この装置は、放射性セシウムを除去し、1時間で60リットルの純水を生成する能力を有します。『快洗ROII』は、福島県内で2023年6月時点も、5台が稼働中です。
■こどもの権利に関する方針
KeePer技研は、子どもたちが水資源の大切さや、持続可能性について学び、環境への配慮や責任を身に着けられるように取り組んでまいります。
例えば、KeePer技研における水資源の保全の取り組みを、子どもたちへの活動につなげていきます。水使用量を減らすアイデアの発掘や省エネの実験、水を使わないクリーニング方法の研究を促していけるようなプロジェクトを立ち上げます。
■雇用機会の創出
今後海外展開していくにあたり、現地での雇用および人材育成を通じて、地域社会・経済の持続可能な発展に貢献します。
■地域社会投資による結果/成果/恩恵
本社がある愛知県大府市への支援を通じて、地域社会の発展に貢献しております。
2023年6月期には、老朽化した大府市民球場の整備費として100万円、大府市レスリング協会への協賛金として4万円の寄付を行いました。
また、KeePer技研は日本最大級のレースイベント「SUPER GT」に長年のスポンサー活動を継続しています。全国各地のサーキットで複数回開催されるイベントであるため、関連業界や地域社会の発展に貢献しています。
▶https://keepercoating.jp/racing/
地域社会の発展に貢献することを誇りに思い、信頼と共感を得る企業として、より一層の社会貢献に取り組んでまいります。
KeePer技研の社会への具体的取組
ガソリンスタンドと強固に連携して、事業を拡大
KeePer技研は、直営店の「キーパーLABO」を運営しながら、主にガソリンスタンド(SS)で運営される「技術認定店 PRO SHOP」への支援にも注力しています。
SSは、低燃費車や電気自動車の普及により1994年のピーク時から半数以下に減少している中、新たな収益(油外収益)が求められています。油外収益の選択肢は様々ですが、PRO SHOPは比較的低い初期投資で導入できることや、コーティング需要は電気自動車が普及しても変わらないこともあり、全国約6,500店舗で導入されている実績があります。PROSHOPには、KeePer技研の従業員による技術研修や販促支援、コンテストや選手権の開催など、お互いにとってWin-Winとなる様々な支援を提供してきました。
今やPRO SHOPへの製品売上は、全売上の約3割を占める安定した収益基盤に成長しています。
■全国18か所のトレーニングセンターと全国約6,500店舗のPRO SHOP
■KeePerコーティングを扱いたいガソリンスタンド(SS)等
KeePerの技術認定店「PRO SHOP」として運営開始
●コーティング技術1級資格者が1名以上在籍し、常駐
●加盟金・ロイヤリティなどの類は一切不要
※PRO SHOPはFC店ではありません
●コーティングがお客様に喜ばれることで、ガソリンスタンドの従業員の定着率向上にも寄与
●KeePer技研から定期的に販促ツールを提供
■SS数とキーパーPRO SHOP数の推移
■PRO SHOPの全国ネットワーク
■開催している研修コースとスケジュール例
■PRO SHOPとの共存共栄の取組
年1回のKeePer技術コンテスト:8回目
技術コンテストは性別に関係なく評価し
女性チャンピオンも数多く選出されています
▶技術コンテスト結果
▶技術コンテストハイライト動画
年1回のKeePer選手権:16回目
全国のキーパー施工店(当社直営店を除く)が、キーパーコーティングとアラカルトの施工台数をポイントに換算して、合計ポイントを競い合うKeePer選手権を開催しています。
入賞店には、販促品目録や情報誌・WEBサイト上でのPR、海外視察等の贈呈を行っています。
▼KeePer技研から技術認定店に無償提供する販促ツール