INDEX
 
快洗隊 来た!来た!12月のドッカーン!! 〜速報12月実績〜
- 全体総括
- 刈谷店
- 知立店・安城店
- 北神戸店
 
あけましておめでとうございます。
- アイ・タック技研グループ新年のごあいさつ
 
新春特別企画
- SS業界孤高の星。(株)神垣石油代表神垣和典しゃべりまくる。「SSは凄いのだ。」
 
がんばっているお店たち
- 相光石油株式会社 Do!プラザ青葉台SS
- 株式会社イドムコ サンパル桜ヶ丘SS
- 帝北自動車株式会社
 
新商品紹介

- 下回り防錆処理「車底固(しゃそこ)」

 
トピックス
- 第3回 国際オートアフターマーケットEXPO2004に参加します。
- 全日本スーパー耐久 2004年度スケジュール決定。
 
(株)神垣石油
代表取締役
神垣和典氏プロフィール

'88 昭和シェル石油一級SRM認定
'82 '85 '86 昭和シェル石油全国優秀給油所 受賞
'96 (有)日本検定サービス 設立
'97 第23回通商産業省資源エネルギー長官賞受賞

周りの環境や風評に流されず、常に(st31)は「お客様視点」に立ってのSS経営を貫く。
また、SS経営のみならず計量器検定と、リサイクルのタンクローリーとか洗車機を販売する別部門を持ちながら八面六臂の活躍中。
趣味は読書とSS業界へエールを送るホームページ作り。若き頃、テニスではかなり名を馳せられたご様子。
油屋は油で半分儲けたい
神垣/結論として油屋は、人件費以上にはるかにはるかに油外を稼ぐしかないと思う。しかしそれでも、私もアイビー石油馬場社長さんも同じ考えだと思うのだけど、石油から上がるマージンが半分無いといけないんじゃないか。そうでなければメンテナンス屋に看板を描き替えたほうがいいんじゃないかと。(笑)
油屋っていい商売じゃないですか。燃料が減れば放っておいても来てくれる。
皆さんSS店頭のガソリンだけをメインに考えているから、儲からないとか不満がでるわけです。
灯油も軽油も配達があるし、そうした一連の燃料油収益の中で、油外という位置づけが存在する。
得意不得意もあるから、油外収益が半分だったり4割だったりということがあるでしょう。
油屋は雨の日も、日曜でも開けておればお客さんが来てくれる、有難い商売です。
谷社長がホームページのプレジデントコラム中で言ってみえた「ラーメンと洗車」シリーズのたとえ、あれはいい話です。
最近は中途入社が多いのですが、st31カラーに染め替えさせるときにあのラーメンの例えが一番いい。

谷/どういう意味なんですか?

神垣/「ラーメンの行列って安いから並んでるわけじゃなくて、美味しいから並んでるんでしょ?」って。一番に早いとか安いとかということではなく、美味しいラーメンを作るということ。いい洗車を仕上げるということを一番に考えなさいと。
そういう中で時間も早くできて価格もリーズナブルでという問題は発生するけど、一番には安いから並ぶのではないということ。
ガソリンは安いから並ぶということはあるけど、洗車だけは仕上がり具合が違うから、腕を磨かないとリピート客はない。
ウチの店は誰がやってもここまでの仕上がりが出来る店だということを印象付けていかないといけない。

谷/上手いと全部が上手くいくんですよね。上手ければ速くなる、上手いとコストも安くなる。そんなに高くしなくても利益が取れる。

数量と売上よりサービスと粗利を注視せよ
神垣/一番大切なのは、人員削減を見直してきた中で、サービスの落ちない体制を組めているかどうかが問題だ。私の持論は「従業員は3人いないとダメ」一年12ヶ月稼ぐことを考えると3人必要。
12ヶ月コンスタントな成績を上げるモチベーションをキープしていくためにも、社員が3人は要る。

谷/馬場さんところは、アルバイトであってもボーナスを出して、社会保険にも入っている。あれは私たちの会社で言えば、ほぼ社員ですよね。あそこのアルバイトさん、モチベーション高いですよ。

神垣/まったくです。社員・契約社員・フリーターと三様の形態(待遇)は違おうとも、本人が本業としていれば社員感覚でよいでしょう。
ウチの優秀なマネージャーは、実は4年前閉鎖された隣の外資系SSにいたのですが、その頃は、POSそのものに数量と売上しか出なくて、燃料マージンというのは経営者に教えてもらって計算して手書きしていたんです。
POSそのものに粗利が出ない。
この業界、実はそういうPOSの方が多い?ようなのです。

谷/店も会社もやっていこうと思ったら、売上などどっちでもいいですもんね。粗利が大事。

神垣/SS業は現金が回転する業界ですから、売上げの数字など見ることはないですよ。
どのPOSでも粗利も出せるはずなんです。社員には油外油外といいながらも粗利益を知らないのですから笑えます。
誰も真剣になるわけがない。事後調整という良き時代があって、そのままでやっている経営者がいかに多いかということです。
時代が変わってもう5年以上経ちます。

谷/部下に対する情報公開は本当に必要ですよね。今や決算書を社員にまで見せるかどうかの時代です。

神垣/ここ2〜3年、SS店頭部門と灯油で8400万から8800万くらいが年間粗利。(神垣石油さんは、別途軽油・重油の直売部門もある)その内油外収益が4400〜4700万。
しかし 収益バランスが燃料と油外が五分。五分という信念からすると、油外も上がれば、燃料油ももっと上がるやり方があるんじゃないかと思うんです。油屋なんだから。
まだ、うまい方法が見つからなくて、燃料マージンが苦戦している分、年々油外収益のウェートが大きくなって少し息苦しさを感じ始めています。

谷/セルフ給油や2〜300円洗車が一方で流行っているけど、フルSSのサービスの方向性はどうでしょう。
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