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考察、洗車プロ。
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 21世紀になり、世の中の変化はますます目まぐるしくなっている。昨日と同じことが今日は通用しないかもしれない。それなのに「相変わらずなビジネス」をしていては、未来は見えない。しかも、あるべきスタンスを守れていないのでは、取り残されてしまうばかりだ。
 我々は、洗車のプロである。しかし、本当にプロと自他共に公言できるのか?お客様に認められるプロであり得るのか?プロショップとは、自分たちだけで言っているだけではないのか?
 変化する世の中、変化する嗜好、時代の流れを汲み取り、お客様の満足を得るために、今一度「洗車のプロ」を考えてみたい。

専門店=プロショップとは
 はたして、「洗車プロショップ」と看板を出しているその店に、機械以外、プロが造る商品を実現するための何かがあるのか。とりわけ、プロの技術があるのか。どうしても疑問に思えてしまう場合が多い。
当社広島営業所の山本信が、インスト日記に面白い投稿をしていた。以下引用文。
  『車を運転しているといろんな看板が目に入ってきますが、職業柄どうしても洗車に関する看板がどうしても気になります。
 「洗車プロショップ」「洗車専門店」「洗車大歓迎」などなど色々な文字が目に入ってきます。
 もちろん看板などによるアピールは重要です。
 しかし、もっと大事なのは中身ではないでしょうか。
 洗車プロショップなのに洗車のプロはいますか?
 洗車専門店なのにメニューはしっかり揃っていますか?
 洗車大歓迎なのに頼みにくくしてはいないですか?
 ハードはしっかり揃っているのにソフトができていない事が多く感じられます。
 「中身を大きく変えていく」これが私のテーマです。
 技術・接客・知識・心を一度見直しましょう!』

「専門店」と書いてあれば、ありきたりの商品だけではなく、お客様の多岐にわたる欲求を事細かに満たしてくれるだけの、豊富な品揃えがなされているべきである。
 特に、洗車に対する欲求=車を綺麗にすることに対する欲求は、その人その人によってあり方に幅があり、売る側の都合で用意された品揃えだけでは、とても足りるものではない。
 とりわけ「専門店」であれば、その商品の品質が高いことへの期待もあり、高い技術による、高い付加価値の商品が品揃えされている事が望まれる。加えて、「専門店」であれば、専門的な商品知識を持ったスタッフの存在が期待されるものだ。
 そして、その豊富な品揃えを『解かり易いメニュー』から、自分の好みによって選ぶことが出来ることも欲求される。
 果たして、気軽に「洗車専門店」の看板を出している店舗が、このような「専門店」の要素を満たしているのだろうか。
「専門店」と「プロショップ」とは、お客様にとって同じような響きを持っており、このことは「プロショップ」と名乗っている店でも同じことが言える。
 「洗車大歓迎」と書いてあれば、たとえば、その店舗がガソリンスタンドであっても、「洗車をお願いします。」と言った時に、「えっ、洗車だけですか?」なんて言わないだろう。それどころか、せめて、こちらから洗車を頼まなくても、「今日は、洗車されますか?」とぐらい聞いて欲しい。あるいは「あの10,000円のコーティングして欲しいんですけど」と言った時「今、店が忙しいんで…」なんて悲しいことを言わないでほしい。
 どう考えても歓迎していないのに「大歓迎」の看板を上げているところがある。
「看板」と「実体」が大きく違うことは、その店舗の信用を大きく損なうものであり、業界全体の信用をも損なう可能性を持っており、実に憂うべきことである。
 ならば、どうするのか。批判するだけならば誰でも出来る。

100%ウェルカムな商売を
 先の投稿をした山本信は、「『中身を大きく変えていく』これが私のテーマです。技術・接客・知識・心を一度見直しましょう!」としている。
 実は、多くのSSを含め私たちは、洗車とか、コーティングとか、車の色々な所の掃除をして収入を得ているプロである。収入を得た時点で、プロでなければならないのだ。だから、洗車を売っていれば、本来的にプロショップなのだから、「プロショップ」と看板を上げることは、むしろ当たり前の事なのである。
 「プロの技術も品揃えもないのに、プロショップの看板を上げているのは、おかしい。」とは、逆説的に言っているだけで、同じ意味なのだ。
 問題は、プロショップであるべき洗車を売っている店舗が、「プロショップ」の要素を満たしていないこと。と同時に、プロショップなのにありきたりの品揃え、つまり売る側の都合で決めたメニューしか揃っていないことが、お客様からの支持が少ない原因であることに気づくべきである。
 そして、洗車を売っている以上、本来的にプロショップである以上、商品を買いに来てくれた人に対して、心から歓迎することは当然である。車を綺麗にするビジネスをプロとして商っている以上は、100%ウェルカムが当たり前だ。同時にどんなビジネスを行っていたとしても、それが、洗車事業よりも大きいものであったとしても、その店舗が、「洗車も商っている」以上は、洗車も100%ウェルカムでなければ成功など絶対にあり得ない。
 これは洗車の部分だけではなく、すべての部分に言える事である。

プロの技術無しのプロショップはあり得ない
 全国の洗車を商品としている店舗(たぶんガソリンスタンドが、その最も多くを占めている)、そのすべてにおいて、そして洗車を売っているというその時点において、その店舗は本来的な「洗車のプロショップ」である。
 そして、プロショップとは、プロの技術を持ったスタッフがその店舗にいて、その店で洗車あるいはコーティングなどをしてもらえれば、素人の技術を超えた『仕上がり』が得られるものと考えるのが当然だ。
 またプロの技術とは、きちんとした論理的なマニュアルによって、『教育』され、『訓練』されることによって得られるものである。加えてプロは、一般の素人が持たない洗練されたプロの道具と、プロの仕事が出来る環境の下で、プロの技術を持ってなされるべきものである。それでこそ、プロの仕事による付加価値の高い洗車商品が実現するのだ。
 すでに洗車とコーティングなどを販売している以上、少なくともプロの技術は身に付けたい。プロの技術無しにプロショップはあり得ないから。

マニュアルを見直す!
 プロの技術とはきちんとした論理的なマニュアルによって、『教育』され『訓練』されることにより得られるもの。ここでまず、今売っている洗車商品の作業マニュアルを見直そう。
 洗車機での洗車、手洗いでの洗車、キーパーコーティング、水垢取り+ホワイトロン(キーパー)コーティング、室内清掃などなど。
 今、自分の店で行われている作業を見直す意味でも、今一度マニュアルを見直す必要がある。持っていなければ作ることから始める。あるいは、キーパーのように専用の施工マニュアルが用意されているものならば、それをもう一度読み返す。無ければ取り寄せる。
 アイ・タック技研では、注文さえいただければ、キーパーの施工マニュアルをいつでも施工店にお届けしている。もちろん無料である。ぜひ、「キーパー施工マニュアルを送って欲しい」とご連絡いただきたい。キーパー施工店の特権なのだから。
 快洗ジュニアとか、快洗Boss、スーパー泡ジェットなどをご利用ならば、手洗い洗車のマニュアルも自由に取り寄せられる。アラカルト商品についても同じだ。 あるいは、これらのマニュアルを参考に、ご自分自身で独自のマニュアルをお作りになることも、意味のあること。
 自分で作ったマニュアルは、作ることによって、その細部まで理解されることになり、その意味で有効なことと考えている。ただ、自分でマニュアルを作られる場合『効率よく』ということと『楽をする』ということは、まったく別であり、マニュアルの目的が「お客様のお車を『誰が作業しても、高い品質』で綺麗さを作り上げるためのもの」であることを、しっかりと認識の中に置いて作らなければならない。つい、効率化の名目の元に楽に走ってしまう傾向があるが、マニュアルの目的は、品質を上げるためのものであることを、よく自覚したうえで作っていただきたい。
 マニュアルは、その店舗で販売される洗車商品の品質基準になるものだ。品質基準のない商品では、お客様は安心して買うことは出来ない。買うたびに、仕上がりが変わってしまったり、作業をする人によって仕上がりが変わってしまったりでは安心して買えないということ。
 商品には、必ず品質基準があるように、サービス商品である洗車には、施工マニュアルが不可欠なのだ。特に、技術が独特である『キーパー』は、施工マニュアルは必須のもの。必ず手元においていただきたい。無いのであれば、ぜひ請求していただきたい。
 ちなみに快洗隊の作業マニュアルは数十ページもある。それほどマニュアルは大切なものだ。

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まずやって見せ、言って聞かせて、やらせて喜ぶ
 マニュアルがきちんと用意されたならば、いよいよ「訓練」。施工マニュアルは、その内容にしたがって訓練が行われてこそ意味がある。
 作業訓練は、4つの段階によって構成されている。「やって見せて」「言って聞かせて」「やらせて見て」「うまく行ったら、つまり合格したら一緒に喜ぶ。そしてその意味を確認する」。
 第一に「やって見せる」。
これは模範演技に当たるもの。習う者が、これから自分が何をやるのか、それを知らせる。模範演技者は真剣に作業しなければならない。その姿でプロの仕事の真剣さを知らせる。
 第二に「言って聞かせる」。
作業をやって見せ「さぁ、こんな風にやるんだ、やって見な」。これでは、ただの物まねを憶えるだけであって、技術とは言えない。技術とは、その動作の一つ一つにきちんと訳があり、かつ正しい動作が何故そういう動作になっているかという理由があるものだ。何故ということ。何故、その作業はその動作でやるべきなのか、その理由が解かっていれば、

 1 その動作を覚えることが出来る。
 2 何年経っても、その動作が崩れない。
 3 色々パターンに遭遇したときに、そのパターンに合わせた対応が効く。

 動作を形だけで覚えたのでは、時間が経つにつれて自己流が入ってくるし、何故、そういう動作で作業をやっているのか分かっていなくては、色々変化する場面に対して対応できない。
 研修生も、闇雲に作業の動作を覚えよ、と言われるよりも、『何故』という部分をきちんと説明してもらった方が、うんと憶え易いし納得して憶える方がよりよく憶えられる。
 そして何より、自分のやっている事が単純な肉体労働ではなく理にかなったことであり、やっていることの意味を解かっているので、自分が技術を身に付けているという実感を得ることが出来る。「言って聞かせる」は、訓練の中でも最も重要な要素の1つと言える。
 第三に「やらせて見る」。
ここまでやって、今度はやらせる番になる。やらせると言っても、最初から全部の作業をやらせるわけではない。たとえば「室内清掃」なら、その作業の中に「内窓拭き」があり、その内窓拭きでも「フロントウィンド」「サイドウィンド」「リアウィンド」と三種類の作業の仕方があって、その一つ一つの作業を、パートごとに一つずつやらせていく。もちろん、そのつど何度も「やって見せる」「言って聞かせる」が平行されることになる。
 「室内清掃」というベーシックな作業だけでも、たぶん10以上のパートがあるはずだ。
その一つ一つの作業がきちんと出来るようになったら、今度は、一つの洗車商品の作業の一通りを、連続してやらせる。つまり、通常の作業のようにやらせるわけだ。一度は練習で、きちんと正確に連続して作業が行われているかを厳密にチェック。正しくすべての作業が出来るようになったら、今度は時間を区切って作業をやらせる。区切る時間は、「洗車メニュー」に提示してあるその作業の標準時間。ここでいう「室内清掃」ならば20分だ。

タイムアタック
 私たちは、ここからを「タイムアタック」と自然に言うようになった。タイムアタックと言えば、時間を競うという意味で使うので、私たちがやっている「時間内に正確に作業を終えることを目標にする」こととは少し意味が違うが、自然にこう呼ぶようになっている。
 時間を区切って正確な作業をやらせることには意味がある。「一生懸命」に作業をさせ、気を集中させることだ。時間を制限せず正確な作業をされるだけなら、ちょっと小器用な人なら、その場だけでも簡単にやってのける。器用者の浅憶えというやつだ。しかし、時間を制限して作業するとなるとそうはいかない。かなり必死になって一生懸命やらないと、簡単には出来るものではないのだ。
 この『一生懸命に』という部分が肝心で、車をキレイにするということは、その車に汚れが残っていないかどうか、きちんとキレイにするためには、それなりの神経の集中が必要となってくる。神経の集中は、のんびりやっていては出来るものではない。一生懸命やるということで初めて神経の集中が起きてくる。それが欲しいために時間を区切るのだ。
 その他にも、お客様に約束した時間内に作業を終えなければならないから、当然、時間内で作業が出来ならなくてはならない。『うまい作業』は、イコール『速い作業』でもあるという技術の公理に従っている。色々なスポーツの練習にも言えるように、訓練は集中してやらないと、頭で憶えるだけで体で覚える事にならない。
技術は、頭で憶えるのと同時に、体に技術を染み込ませ憶えることも必要なのだ。
 決められたタイム内に、しかも正確に作業が出来たら、合格!である。研修生は、ここまでかなり一生懸命やってきているので、この合格は大変うれしいものであるようだ。(ようだ、とは人ごとのようだが、私はこれを作った側なので合格したことがない)
ぜひ一緒に喜んであげたい。と同時に合格した意味、つまりプロとしての技術が得られ、とりあえず出来るようになった事、そして、これは何度も何度も実際のお客様の車に対して作業させて頂くことによって、はじめて本当の意味で身に付くことを確認し、普段の作業においても、訓練の時の気持ちを忘れず、正しい作業を行うことが高い品質を維持できることであることを確認する。

基本にもどり、プロを自負する
 これで、この研修生は一つの洗車商品を、プロとして作ることが出来るようになった。お客様の車を実際に作業する。ただしこの商品についてのみである。作業をさせるといっても、最初はベテラン社員を付け、新人の作業をよく確認させながら作業を行う。何台か経験して、ベテランが許可を出したら、今度は一人でやり、最後にベテランが確認する。この段階で、その人のクセを修正することも大切だ。
 一つの商品の作業を教えるのに丸半日。ここはインストラクター役のベテランが付きっ切り。何台かのお客様の車を作業させることによって、技術を身に染み込ませるのに長くて1週間。これは、実質的に仕事をさせているので、教える手間と相殺され、ほとんど負担にはならない。「室内清掃」「(手洗い)洗車」「キーパー」「アラカルト」「接客」。この順で、一通りの作業が一人前に出来るようになるまでに、大体一ヶ月かかる。随分時間がかかるように思えるが、実際には二人同時に教えるなどして、大した負担にはならない。これで、お金の取れるプロフェッショナルが出来上がる
 ことを考えると、ほとんど何も教えられていない素人同然のスタッフを、雇い続けることと比べれば、はるかに効率のいい方法だと思う。

すごい洗車を売ろう!
 きちんと教えてしまえば、こっちのもの。お客様に喜んでいただける洗車商品を、みんなが作れるようになるのです。これぞプロショップ!ではないでしょうか。
 あとはメニュー作り。これもまた面白い。一度スクールに来て見ませんか?技術のご披露と共に、訓練のやり方の実際を(少しですが)やってお見せします。けっこう面白いですよ。
 習慣や慣れは、その中に起きている小さな変化を見落とすことにもつながります。基本形を見直し、お客様に常に満足を売れる洗車ビジネスを確立したいものです。マニュアル入手や、スクール参加で、すごい洗車を売りましょう。

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アイ・タック技研 谷 好通