先行店21店舗中央トレーニングセンターで集中合宿

11月8日・9日・10日の3日間、先行するパイロットショップ21店舗のうち、第一班として12店舗20名のスタッフが、アイ・タック技研の中央トレーニングセンターに集合し、集中合宿として研修および検定会を行った。

カリキュラムは来年一月から正式に行われる一級研修および検定を想定したもので、実技ではキーパーコーティング、ダイヤモンドキーパーなどの作業を、座学ではキーパーやケミカルの理論、さらには接客に至るまで広範に及ぶ内容だ。

初日は、座学、室内清掃などの作業デモの後、手洗い洗車、キーパーの実技研修を行った。やはり、日常的に洗車やキーパーをやっているだけあって、作業は抜群にうまい。インストラクターを困らせるようなレベルの高い質問も飛び交っていた。そして初日の最後は、その実力を試すべく、キーパーの実技検定。採点するインストラクターも始めての経験とあって、お互いに緊張感が走り、まさに真剣勝負であった。

二日目のメインは、ダイヤモンドキーパー研修。さすがに、マスキングやポリッシャーを使った研磨作業ではとまどう人も多かったが、中にはインストラクター顔負けのポリッシャー使いも。最終日は、前日の成果を試すべくダイヤモンドキーパーの検定を行い、午前中を終える。そして、午後からは慣れない筆記試験、日ごろの経験と今回の座学で詰め込んだ知識を駆使しながらも悪戦苦闘。そうこうしている内に制限時間となり、今回の集中合宿の全課程が終了した。

研修風景


初のコーティング技術一級資格が誕生

最後は全員が集まった教室での結果発表。

「果たして自分の評価どうだったのか」緊張するひと時である。担当インストラクターから、各参加者のコメントに続き点数が発表された。結果、見事18名が合格。その後、華やかに授与式が行われ、認定楯および認定ワッペンが授与された。

そして、これまでほっとしていた表情がしだいに自信に満ち溢れて来たころ、終了のあいさつ。明日からの業務に備えるため、参加者は足早に会場を後にした。

この世ではじめて誕生した「キーパー・コーティング技術資格」。確かなコーティング技術を持ったスタッフとして、より大きな信頼を得られるに違いない。そして来年から、そのスタッフと、お客さまの信頼が、この日本にどんどん増えていく。もっとキレイに。とことんキレイに。

いよいよ新しい洗車文化の幕開けである。

前ページ 1 / 2 / 3 / 4 次ページ
© Itac-Giken All right Reserved