KeePreTIMES sensya.com
Vol:47 2005年10月7日発行
INDEX






がんばっているお店たち
川端石油(株)
Dr.Drive志村橋店
(株)一光東北支店
ルート4北上給油所

株式会社快洗隊
今月の実績
総括
刈谷店 知立店
安城店 北神戸店
相模原店 鳴海店

スーパー耐久第6戦

ポテンシャル激変で序盤1位快走!!

岡山国際C戦予選クラス2位!

スーパー耐久・岡山戦、今回はなんと予選2位!

私は、このチームと付き合って2年半以上だが、予選2位は初めてのこと。しかも、予選終了間際までは1位であった。

速くなったのには訳がある。

メカを名門「東名スポーツ」に依頼、No.17インテグラを一から見直したのだ。車を全部ばらして、理論値どおりに組み直した。

そうしたら、別の車のように楽に走れるようになり、ロスが消え、速く走れるようになった、ということらしい。

スタート。1周目優勝

予選2位のスターティンググリットは、今までとは違う風景だった。自分たちより後ろに車が多く、クラス1位のNo.80のアルテッツァは、真横にポジションしている。

私はバックストレートに向かった。スーパー耐久を見始めてから初めて、一周目トップのNo.17を見ることが出来るかもしれないと思ったのだ。バックストレートに着いた時、コースで爆音が鳴り響いた。スタートである。私たちは金網に顔をくっつけて、バックストレートの入り口を見つめた。

まずクラス1、クラス2、クラス3が来た後、不意にNo.17キーパーインテグラがすっ飛んできた。

トップである。

誰も声が出ない。No.17キーパーインテグラがトップで目の前を通って、そのあとクラス5、クラス4の車たちが爆音と共に通り過ぎ、静かになった時、やっと、「トップだっ」みんなで顔を見合わせて歓声を上げた。

そして1分40秒とちょっと。2周目に入ったレースカーの群れがやってきた。またNo.17はトップだ。しかも、後続の車を引き離しているではないか。ウォーッ、スッゲエ。まず1周目は優勝したんだ!

レース中盤ドライバー交代

スタートからトップを独走したNo.17インテグラは、18周のところで、No.37アルテッツァにぶつけられてハーフスピン。その間に3位に落ち、その後、1周1秒から1.5秒近くのペースで離されていく。

右のボディー後ろをぶつけられた時、右後ろのタイヤのホィールに何かが激しく接触して、ホィールのサイドが削れてバランスが狂って、コントロールに苦労していたという。

松永選手が入ってきたのは44周目。スタート後約1時間半である。トップとの差は、わずか30秒!

待ち構えるメカニックの前にNo.17インテグラがぴたっと止まる。間髪を入れず、給油。その間にドライバー交代。

最後の激闘

福山新涯店ドライバー交代した田中選手は力走した。ポジションは3位。

しかし、力走するものの、先行する2台にジリジリと離される状況。 そんな状況下、ピットの中がざわついた。2位のNo.80が突然のピットインをして、何かを直しているという。パワステのようだ。その間に、我がNo.17が2位に躍り出た。

レースが4分の3を終わったところで、第2位!にポジションアップ。2位となって、3位と10秒くらいあったのだが、90周を越える頃には、No.80アルテッツァは、No.17インテグラの真後ろにぴったりとくっついた。文字通りテールトゥノーズのデッドヒートが繰り広げられ、ゴールは迫った。

しかし、しかし、コース脇から、私がピットに戻ると、なんと我がNo.17KeePreインテグラが、ストレートエンドの第1コーナーに突っ込んで止まっていると言うのだ。びっくりして、モニターを覗き込むと、たしかに、第1コーナーのグラベルの中に止まっているNo.17がいた。一体、何があったのか?

天を仰ぐドライバーあと、わずか3周であった。

ゴールまでたった3周であった。

ゴールまであと3周となるストレートを通過後、第1コーナーにブレーキング競争でのインをキープしようととしたその時、突然、右フロントサスペンションが折れ、コントロールを失ったNo.17は、なすすべもなく真っ直ぐ第1コーナーに突っ込んだ。

幸いにも、深いエスケープゾーンのグラベルに捕まったNo.17は、200km以上の猛速で突っ込んだにも拘らず、ほとんど無傷で止まったのだ。もちろんドライバーも無傷である。

スタートからトップを独走したこのレース、数々のドラマを経て、あと3周で、すべて終わった。

レースは終わった。

sensya.com