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●はじめまして、アイビー石油の馬場です。
イメージ画像 去る7月17日、熊本の白藤、松橋SSに次ぐ3店舗目の店として、福岡県筑紫郡那珂川町に「那珂川SS」を新規オープンしました。我が社のような零細店にとって県外への出店は管理、及びコスト等の点からみても非常に不効率で相当迷いましたが、福岡というマーケットの規模の大きさと、店長の中村の可能性に思い切ってかけてみました。



 那珂川SSの商圏は、福岡県南の郊外で新興住宅街です。メンバー構成は、所長に白藤SSの所長だった中村を、また主任には松橋SSの倉岡、後のスタッフは全て現地で新規のアルバイトさんを採用しスタートしました。



 最近の新規店は殆どがセルフサービスの大型店の中、那珂川SSは250坪でしかもフルサービスという、時代を逆行するようなお店で、お客様からも「今時、めずらしいね」と言われます。
 しかし零細企業には大型のセルフサービスの新規出店は難しく、また今後のセルフは元売資本、又は大手流通の異業種が中心になると思われ、施設力や価格対応力等、資金力でとうていかなわないと思ったのです。



 私見ではありますが、私はSSという業種は小売業と見るか、接客業と見るかで方向が決まるものと思います。
 もし小売業としてみるのであれば、答えは大量販売を目的としたセルフです。他のどの業種をみても小売業は最終的には、殆どセルフサービスです。そして、その殆どが大手流通業者かフランチャイズのチェーンマーケットになると思います。



 しかし接客業として見れば、答えは高付加価値販売を目的にしたフルサービスです。そしてそれは私達みたいな小規模業者の土俵だと思います。ですから大量販売を目的にせず、高付加価値販売を目的とした那珂川SSには、広い敷地(例えば350坪以上とか)は人の動線やデッドスペースや照明の電灯費等、無駄が多すぎます。また今後人口の減少に伴い今までのような右肩上がりの販売は期待できず、少ない販売量の中での収益確保も視野に入れる必要があるからです。



 そういった理由も含めて、那珂川SSのオープンにあたっての運営コンセプトは、人にしか出来ない、人間力(魅力)を最大限に生かした楽しい店(真のフルサービス)作りと、洗車を中心とした、高付加価値(専門店)で、お客様に喜ばれるSSとしました。そこに快洗隊の導入は絶対に欠かせませんでした。
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