| ここからドイツで何があったのかは分からない。 しかし、何かが変わった。ドイツのピッチ博士、切れたのか、奮起したのか、次のサンプルが到着するまでしばらく時間がかかり、ようやく届いたサンプルは、力が入っていた。「VP1172」と名付けられたサンプルは、何がどうなのか、いつものように梱包したサンプルなのだが、なぜか、「オッ今度は力が入っているな」と思わせたのだ。
  
 
 
 私達の要求は、
 ①最初のサンプル「VP56」同様のずば抜けた性能
 ②増粘していないサラッとした液体状のもの
 ③絶対に分離しないもの
 ④競争力のある単価
 
 
     
              この、力を感じさせるサンプル「VP1172」。今までのサンプルは「VP56」から始まって8種類。今回から、サンプル番号が4桁になった。これも何か意味があるのだろうか。やはり期待通りであった。まるで最初のVP56のようで、「これVP56じゃないの?」とも思ったほどだ。
 サラサラの液体状で、スポンジにも良くなじむ。そして、ものすごく良く延びる。他の市販品のタイヤワックスと比べても、同じ量で倍以上も延びる。
 
 
 
 
 1台の車に使う量も、一般市販のタイヤワックスに比較して半分で済んだ。市販品16gの使用量に対して、VP1172は半分の8g。
 今までのタイヤワックスに比べて半分の使用量でOKである。
 あとは、分離が起きるかどうか。残念ながら、1週間の完全静止状態で若干の分離が起きた。惜しい!
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