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●なめんなよ
 3回目のサンプルで、「増粘」してきたのは、予想通りであった。
エマルジョン、つまり乳化分散を不安定にして性能を上げても。その結果、製品が分離しては元も子もないので、液に「増粘剤」、つまり粘度を増す働きをするケミカルを少量添加する手法がある。


イメージ画像 性能アップのための不安定な分散の状態を維持しつつ、分離を防ぐための安定性は増粘、つまり、液自体の粘度をドロッとした状態にして「静止状態での安定」を確保しようとするもの、しかしここまでは、実は、日本ですでに市販されているタイヤワックスの技術であって、私達の研究スタッフも承知のこと。この時点で、私達はわざわざドイツでタイヤワックスを開発する意味を見失った。
このレベルのものならば私たちも造ることが出来る。




それに、粘度が高い、つまり、ドロッとしたタイヤワックスは、タイヤ側面の凸凹の文字の部分にたまり、うまく塗ることが出来ない。加えて、ドロッとしたタイヤワックスは、スポンジの中にしみて行かず、コンモリと山になって残るので、このままスポンジを使おうとすると、山の部分のタイヤワックスがこぼれてしまう。つまり、無駄が出てしまうのだ。
イメージ画像


その旨をドイツに伝えた。「こういうレベルのものは、申し訳ないが、いらない」と。

 
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