今年の抱負

”解放”をテーマに今年一年を戦い抜きたい。まず自己を解放し、グリット!を解放し、今までとは異なる次元に飛翔し、その中でSS業界に貢献したい。それを実現するために”live!”をキーワードに販促活動を展開したい。”live!”:生々しく、臨場感あふれ、生命力旺盛に、生きる、ライブ。抱負は解放。キーワードは”live!”2002年のグリット!はこれでがんばります。
                                     有限会社グリット!代表取締役 吉田俊明


「セルフ化」で、差別化できなくなる事態に備えよう。

今年、SS業界で話題となる言葉は、間違いなく「セルフ化」だろう。
昨年が実質のセルフ元年だったが、今年は、それがさらに加速し全国的にみれば何千件という勢いでセルフ販売方式のガソリンスタンドがオープンするはずだ。
今までガソリン販売で苦しんできた立地でもセルフにした途端、飛躍的にボリュームが増えたという話は枚挙につきない。
しかし、今後セルフSSが増え、価格差と「セルフ給油」という形態では差別化出来なくなったときに備え、今から手を打たないと悲惨なことになりかねない。


セルフの特質を活かしきる

販売ボリュームの増加が一時的なものだということは、当然おわかりの上で経営に望まれているだろう。ならば、そうなったときどうするか?が2003年2004年を見通すと必要な戦略になる。
現在、通説として通っている「セルフは人が要らない」「セルフは油外が売れない」は、間違っていると考えます。
人がいらないのは「給油作業に」であり、大切な油外収益の販売に支障を来すような人員構成ではガソリンボリュームが落ち着いたとき(あるいが下がった時)絶対的な利益マージンの少ないセルフ給油方式では、固定費用がまかなえなくなるのは目に見えている。
極端に人件費を押さえ込み、かつ固定費すら極限までコストを下げた構造にしておかなければならない。
ガソリン販売のみでセルフSSを運営するなら、逆にセルフ給油でありながら、油外収益をもとめるのであれば、本気で取り組まなければならない。
「給油に人が引っ張られない」ことを最大のメリットとして思考を切り替え、パーリッター10円以上稼げるような体質にならなければ、ガソリンボリュームが落ちた時、あるいはマージンが極端に減少した時、セルフ化に投入した設備負担が重くのしかかる。

   

セルフSSの販促も展開します。

さらにガソリン販売以外で活気のないセルフSSは、ドライバーからみれば「死んだような店」に見えてしまう。
そうなってしまってから洗車や車検をあげようと思ってもガランとした店ではとても売れるようなものではない。
セルフSSを運営するなら「一人でやる」か「油外が売れまくる」店を作るべきである。最悪なのは、「給油しなくてよいのでボーっと客が来るのを眺める人がいるSS」である。
今年のテーマの一つに「セルフで洗車を売りまくる」ことも据えた販売促進も展開していくつもりである。今年一年、一日一日を勝負の日と認識し「グリット!使ってよかった」といわれるようにがんばります。ぜひ!よろしくお願いします。