提案!夏場のキーパーのかけ順
いよいよ、今回よりキーパー講座を掲載していきます。
皆さんご存知のとおりキーパーの技術はシンプルであり、難しいものではありませんが、その作業においては、作業を行うお店・スタッフによって、講習を受けた時間の経過と共に我流になってしまったり、またスタッフの入れ替え等により、かなりまちまちになってしまっているケースがあります。
キーパーの施工技術においては、全国インストラクターが集まり社内検討をする中でも進化しております。
このコーナーではキーパー作業の最新技術を皆さんに紹介して行きたいと思います。
まず今回は、様々な問題をかかえる夏場に有効なキーパーを掛ける順序を解説します。
夏場の問題点
A.夏はボディーが熱くなる
B.ボディーの水がすぐ乾く
C.ボディーやガラスについた水がかわいて
 斑点になることがある。
夏場に有効なキーパーをかける順序
1最初に屋根をやってしまう(運転席屋根→助手席屋根)
2次はボンネット(助手席ボンネット→運転席ボンネット)

(理由)
一番乾きやすい平面部分から作業を始めます。
屋根からスタートする理由は キーパーを掛ける過程で水を減らしながら作業を行っていく訳ですがボンネットからスタートすると 屋根を掛ける際にどうしても作業済みのボンネットに水が飛んでしまい コーテイング作業後の拭き上げの 二度手間にもなってしまうからです。
*次にここが肝心
3窓ガラスの水滴を軽く拭いてしまう。
(理由)
暑い時期、窓ガラスにくっついてしまった水の斑点はあとあと取りづらくなるので、この時窓ガラスの水をプラセームやタオルなどで軽く拭いておきます。
面倒に思えるでしょうが作業時間的にはほどんど変わりません。
後で取る手間を考えれば作業効率がいいですし、仕上がりもよくなります。
*次は側面に移動します。
4運転席側のフェンダーから時計周りで作業を行う
5運転席側のドア
6運転席リアフェンダー
7トランク・リアバンパー
8助手席側リアフェンダー
9助手席側のドア
10助手席側のフェンダー
最後に一番スポンジの汚れるフロントバンパーで終了